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会員通信

新規会員の株式会社エヴォルト様をご紹介します!

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2021年度新規会員の株式会社エヴォルト様を訪問しました。

  • 会社名 株式会社エヴォルト
  • 所在地 熊本県上益城郡益城町大字田原2081番地10
  • 電話番号 050-3704-8610
  • 従業員数 100名
  • 事業内容 半導体製造装置・自動車部品の受託製造

 株式会社エヴォルト様は、半導体製造装置や自動車部品など様々な分野で、設計・製作・据付をサービスとしたOEM(相手先商標製品製造)を手掛ける事業を展開されています。
 代表取締役社長の尾形様は、20年近く製造業の会社に勤務されていた経験を活かし、「スタッフの皆が生き生きと働く環境を作りたい」と、2020年10月に株式会社エヴォルトを設立されました。
 人材不足でお悩みの企業様に対し、同社が製品を受託製造することによる業務効率化のご提案をされています。OEMのメリットとしては、設備投資や人員確保の負担軽減、スタッフの入れ替わり費用のロス解消、製品製造にかかる生産コストの削減、生産能力アップによる納期短縮などが見込めます。
 株式会社エヴォルト様では、受託生産による品質価値の更なる向上を目指し、様々な分野で専門性の高い受託生産のプロ人財を育成されています。

【主な事業内容】

 現在、受託されている主な業務は、半導体の前工程における製造装置の組立加工や検査業務とのことです。巨大な装置は、お客様によって大きさや長さなどの仕様が異なるため、手作業で組立を行うそうです。この組立には、長時間の作業と多数の人員が必要となるため、スタッフのチームワークと高い技術力が必要とのことでした。
 また、自動車のバンパーやフロントグリルにセンサーを取り付ける2次加工など、自動車部品の成形・加工・検査なども行っているそうです。
 株式会社エヴォルト様では、ライセンス制度(3週間の研修期間に業務上必要な知識を身に着けることができる)を設けられており、初めての方でも安心して仕事に就くことができます。

【熊本の地で創業を決めた理由】 

 熊本での創業を決められた理由は、企業と行政の距離が近いことや、熊本県の企業の雇用に関する支援制度(ブライト企業推進事業)など、立地後のフォローアップ体制が充実していること、また半導体産業が集積している立地環境も魅力に感じたからだそうです。
 さらに熊本の魅力について、「熊本は、食べ物が美味しい!特に刺身や野菜が新鮮で、水も美味しい。環境が良いからか、おおらかな人が多いと感じています。住みやすくて寿命が延びた気がします。」ともお話しいただきました。
 

【一番大切にしている"人財育成"のポイント】

 "人"こそが企業の財産と考える株式会社エヴォルト様は、「すべての人をいちばん輝ける場所へ」を企業理念に人財育成に力を入れておられます。
 社員の性格や家庭の事情も様々なので、社員一人一人のライフスタイルと仕事内容に合った働き方ができるよう仕事量を調整したり、モチベーションを維持するために、それぞれが自分に合った『目標設定シート』を作り、それに向けて頑張る過程を見守り、フォローしているそうです。
「目標設定が甘いと感じたらやり直し。目標を達成するまでのプロセスが大事と社員にいつも言っています。」と笑顔でお話しいただき、社長自ら熱血指導されているご様子と社員の皆さんとの垣根のない社風が感じられました。
 結果よりも過程を大事にしたいとおっしゃる尾形社長は、社員一人一人の個性を大切に、誰もが生き生きと仕事ができる環境づくりに努めておられます。

【先輩社員(入社1年目:男性)の声を聞きました】

 生産する品種が多く作業手順が異なるので、慣れるまで苦労しましたが、『1日1個これを必ず習得する』という目標を立てて、それをクリアしていくことでスムーズに作業を行えるようになり、それが自信となり、やりがいとなっています。」とお話しいただきました。周囲のスタッフと気さくに話ができるとても働きやすい職場だそうです。
 また、「装置を取り扱うスキルを磨いて、将来的にはエンジニアになりたい!」とおっしゃっていました。

【今後の採用】

 社員が働きやすい職場環境の整備や人材育成により、自然と人が人を呼ぶ形になり、会社設立から1年半で従業員は100名まで増えました。今後は外国人材の受け入れも開始される予定で準備を進められており、2022年4月には合計130名の社員数になるとのことです。
 また、来年度からは新卒者の採用にも力を入れられる予定で、大卒インターンシップへの参加やブライト企業にも応募予定とのことでした。採用のポイントは、「何でもいいので自分の目標を持っている人。目標を持てる人は自発的に育つ人なので、そういう人が欲しい。また元気に自分の気持ちが言える人が良いですね。」とおっしゃっていました。

【新事業と広がる今後の展望】

「近い将来自社工場を作り、モノづくりをしたい。モノづくりを通して人とのつながりを作りたい。」と熱い思いをお話しいただきました。

 また、3月には、新事業である「カフェ&バー」を菊陽町に開店される予定で、社員の皆さんの憩いの場としても活用できる"人が集まる空間"を提供したいそうです。社内のコミュニケーションを大切にされている尾形社長は、社内でライブ上映会を開いたり、少人数での会食を企画されたり、と社内イベントにも力をいれておられます。コロナ終息後には、積み立てをして社員旅行やライブ旅行などを計画したいとお話しいただきました。

 仕事を通して、地域のために恩返しをしたいと考えておられる尾形社長は、異業種交流会『一期一会』に毎月参加されています。会社の製造業を軸に、概念に捕らわれない新たなビジネスについて組織を超えた情報交換を行い、社員の夢の実現に向けて、積極的に活動されています。

 「今後は誘致連を通して異業種との交流に期待しています。新事業創出も視野に、熊本を元気にしていくために頑張りますので、ご指導ご鞭撻をお願いいたします。」とおっしゃっていました。

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    株式会社エヴォルト 代表取締役社長 尾形 直樹 様

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    会社方針説明会

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    会社方針説明会での社員さんの様子

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    入社1年目の社員さん

*********編集後記:小嶋*********

 今回は、益城町に新設された株式会社エヴォルト様にお邪魔しました。社員の皆さんと内装を手作りされたという事務所は、明るく居心地の良い空間でした。取材を受けてくださった尾形社長のお話の端々に、社員の皆さんへの思いやりが溢れていて、自然と人が集まる理由が分かりました。新たなビジネスにも意欲的な株式会社エヴォルト様の今後のご活躍に目が離せません!

 お忙しい中、取材に御協力いただき、誠にありがとうございました。

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