新規会員の服部産業株式会社様をご紹介します!
[2021-02-09]
2019年度新規会員の服部産業株式会社様を訪問しました。
・会社名 服部産業株式会社
・所在地 熊本県合志市福原1-10(セミコンテクノパーク内)
・電話番号 096-234-8852
・従業員数 170名(熊本事業所 2名)
・事業内容 梱包事業、配電盤事業、鋳造事業、電気工事事業
服部産業株式会社様は、昭和28年の創業以来、長崎県で培ってこられたノウハウ・知識を活かし、2021年1月に熊本県に梱包事業の事業所を新設されました。製造拠点として県外に事業所を設立されるのは熊本県が初めてです。九州の中心に位置し、2つの港を有している熊本県は、生産や物流の拠点として最適であるため、進出を決められたとのことでした。
【服部産業㈱の魅力・力を入れていること】
「お客様のお役に立てる会社づくり」「感謝の気持ちを忘れずに」を社訓として、社内教育を徹底し、どのような形や重さのものでも、顧客ニーズに寄り添った梱包ができるよう、梱包管理士によるJIS規格に応じたオーダーメイド設計と工業包装技能士による高品質な梱包を提供されています。
【熊本事業所所長の小西様にお話を聞きました!】
熊本には単身赴任で来られているそうです。新型コロナの影響により企業様や協議会などにもご挨拶ができず、思うような営業活動が難しい状況が続いているそうです。熊本事業所開設に伴い、設備も新調されたそうで、「今後熊本で服部産業にしかできない "特殊な梱包" などを請け負っていきたい」とおっしゃっていました。繊細な素材である伊万里焼の梱包や、複雑な形状のバイクの梱包などの実績もあり、どんなものでも確かな技術で梱包できるそうです。
【副所長の服部様に工場内の作業を見せていただきました!】
工場内で実際に、CADを使った設計から裁断、組立までの作業工程を見せていただきました。巨大な強化段ボールを、機械で設計された通りに裁断や折り目をつけていき、巨大なホッチキスのような機械で組み立てます。寸分のくるいもなく組み立てられた箱は、かなりの強度がありました。服部副所長は、「箱の設計からやっているので、品物がぴったりと収まった時が嬉しい。エンドユーザーの意向を汲み取り、配送手段や品物によって箱の大きさや作り方を変えるという工夫をしています。」とおっしゃっていました。
【広がる可能性と展望】
今後は、エコ、SDGsの観点からも、これまで木材を使った梱包だったものを強化段ボールにシフトさせていきたいそうです。強化段ボールは、強度や防音性にも優れており、軽いため持ち運びはもちろん、使用後の廃棄も簡単です。災害時には、段ボールベッドや簡易トイレなども製作されたそうです。新型コロナ対策として段ボール素材の「感染対策パーテーション」も販売されていました。
熊本事業所が新設されたばかりですが、今後熊本での新卒者の採用も考えておられ、熊本事業所の更なるご活躍に注目です!
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熊本事業所副所長 服部 光太郎さん(段ボール組立作業中)
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フォークリフトや段ボールを加工する機械等(熊本事業所の工場内)
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段ボール加工の作業イメージ
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こんな大きな物も梱包できます!
(タービンの梱包)
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【感染対策パーテーション】
軽くて丈夫、手ごろな価格で置く場所を選ばず、手軽に設置できます!
****************編集後記:小嶋***************
今回は、合志市の服部産業㈱様にお邪魔しました。長崎から服部一弘会長、服部隆弘次長にもお越しいただき、熊本事業所の小西所長、服部副所長にも取材を受けていただきました。先代から引き継いだ企業理念「お客様に対する感謝の気持ち」が詰まった梱包の技術は、70年の実績と経験を基に、形状や重さ、大きさに係わらず、お客様の大切な品物を包む技術となり、受け継がれています。
お忙しい中、取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。