平成25年度市町村研修会開催報告(2013.9.3~4)
[2013-09-18]
平成25年9月3日(火)、4日(水)の両日、水俣市にて「平成25年度熊本県企業誘致連絡協議会市町村研修会」を開催いたしました。
この研修会は、企業誘致行政に携わる市町村職員が必要とする知識や誘致活動の現状についての理解を深めるとともに、県及び市町村相互間の情報交換や親睦を図ることで県全体の企業誘致活動の推進を図ることを目的として開催しているものです。今年度は、本協議会市町村会員27市町村・43名の参加がありました。
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【1日目】
1.講演:『熊本県の産業振興と九州のカーアイランド化の実情について』
熊本県産業政策顧問 加藤 肇氏 -
熊本県の九州における位置づけを具体的な数字とグラフで把握する、北部九州自動車産業の現状といったマクロ的な視点から、県内企業間で取り組み中の改善・現場力強化活動といった身近な活動まで幅広くご紹介いただきました。
「産業技術センターやくまもと産業支援財団といった県内の各専門機関を活用して、県内産業の活性化に取り組んで行きましょう」と力強い激励をいただきました。
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2.企業誘致担当者による活動報告
内の市役所から派遣され、現在、熊本県の大阪・東京事務所を拠点に企業誘致を担当するお二人に、日頃の誘致活動での体験談、感じていることをユーモアを交えながら語っていただきました。
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【熊本県大阪事務所 本田哲哉氏】
「企業訪問は電話の段階で断られるのは当たり前。立地の可能性に関係なく、会わないことにはスタートがきれない。行くしかない。」と、本田さん。 -
【熊本県東京事務所 衛藤 剛氏】
「企業の方からいただいた課題にはすぐ対応!スピード感が重要。」
「実際に誘致へと結びつき、目の前で案件が動いていくのはやりがいがあって興奮する。」と、衛藤さん。 -
3.座談会・発表会 -
講演後には、6グループに分かれて各市町村の具体的な事例を元に、誘致活動での課題解決について活発な意見交換が行なわれました。
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その後、各班ごとにまとめ・発表があり、
①日頃から小さなことでも企業の方に気軽に相談してもらえる信頼関係づくり
②地域住民と企業との橋渡し役
③役所内の他部署との連携、周辺市町村との協力体制と、やはり人とのつながりや情報共有の重要性を改めて認識するいい機会となりました。
【2日目】
工場視察:河村電器産業株式会社 水俣工場 -
2日目の河村電器産業株式会社の工場視察には、46名の職員が参加しました。
松永工場長から会社概要等をご説明いただいた後、4グループに分かれて、工場見学をさせていただきました。
ホーム分電盤や高圧受電設備、キャビネットの生産工程を拝見し、多くの従業員の方々が手掛けた製品が私達の生活や身近な場所で使用されていることに感激を受けました。
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【河村電器産業株式会社 水俣工場】 ホームページ
■住所 熊本県水俣市桜ヶ丘395
■操業 1973年
■生産品目 分電盤、キュービクル、キャビネットの生産
■本社 愛知県瀬戸市暁町3番86
■設立 昭和4年11月