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特別セミナー開催報告(2012.2.7)

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去る平成24年2月7日(火)、ホテル熊本テルサにおいて、熊本県企業誘致連絡協議会・セミコンフォレスト推進会議の共催で、特別セミナーを開催いたしました。

  • このセミナーは、熊本県企業誘致連絡協議会及びセミコンフォレスト推進会議の会員を対象に、産業界の第一線で活躍されている方を講師としてお招きして、平成16年度から開催しています。

    今年度は、熊本大学 大学院自然科学研究科教授 秋山秀典氏と、インテル株式会社 技術開発・製造技術本部 テクノロジスト兼技術戦略担当部長 北野直樹氏のお二方にご講演いただきました。

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    「パルスパワーの産業応用」

    熊本大学 大学院自然科学研究科 教授 秋山 秀典 氏

    秋山様はパルスパワー(瞬間極限力である衝撃エネルギー)を用いて、医療・環境・エネルギー・食糧・リサイクル等幅広い分野にわたる研究と産業への応用でさらなる可能性を広げておられます。

    その応用具体例として、パルスパワーを用いたがん治療が紹介されました。これは電解を患部に接触させることなく直接がん細胞に働きかけることによって痛みを伴わずにがん細胞を減らすことができる、というもので、実験の様子のスライドも交えてのご説明に、普段は意識していなかった大学の研究がとても身近に、そしてさらなる期待が感じられました。

    また、このような研究が熊本から世界に向けて発信されていること、また研究だけでなく海外ともわたりあえるような次世代の育成がこの熊本の地で行われていることを改めて誇りに思いました。

     

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    「インテルが描くエレクトロニクスの未来」

    インテル株式会社 技術開発・製造技術本部
    テクノロジスト 兼 技術戦略担当部長 北野 直樹 氏

    北野様には、技術開発・製造技術本部 技術戦略担当部長という最前線の立場から、インテルの概要とこれからについてお話いただきました。

     

    パソコンの心臓部CPUで圧倒的な世界シェアをもつインテルは、半導体装置や材料の多くを日本メーカーから調達しており、その中に平田機工や東京エレクトロンといった熊本県に立地する企業も含まれていること、さらには優秀なサプライヤーとして表彰するほど信頼があるというお話がとても印象に残りました。

    また、インテルの描く「これから」は、インターネットを基軸にパソコンだけでなくタブレットやスマートフォン、組込機器を通じて「人々の生活をより豊かにする」未来。

    「現在世界人口の30%ほどのインターネット人口は今後もますます伸びる余地があり、それに伴ってインターネットにつながるデバイス、コンテンツ、データ、サーバーも増える。ICT(Information Communication Technology)の進化に伴い世界規模で社会変化する中にあっては、そのキーとなる半導体を必要とするのびしろはまだまだある、そのためにインテルは今から研究開発や設備投資を増やしている。」との力強いお言葉に、半導体の未来に明るい兆しを感じました。

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    いずれの講演後にも活発な質疑応答があり、盛会となりました。

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